「大丈夫、私がついているから心配いらないよ。」
「ありのままであなたはステキ！」
などの意味を成す言葉の連なりによって、
相手の心に直接働きかけることは、誰でも行っていることでしょう。
ですがその言葉の裏側で、言葉を発する「あなた」の心の在り方が、
相手に大きな影響を与えていることはご存じでしょうか？
お互いにポジティブな影響を与え合い、育ち合っていくためにも、
この＋α 部分である「言葉になる以前の‟コトバ”」について、
ここでちょっと一緒に考えてみましょう。
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言葉は振動です。
そして、あなたの発する言葉は空気を震わせて誰かの耳に届くだけではなく
同時にその同じ誰かのエネルギーフィールドにも影響を及ぼし、
同調化を促しています。
言葉そのものの持つ振動（響き）ももちろんですが、
あなたの発する言葉は、
あなたの口を通して表に現れるあなたの分身なのですから、
その「言葉に対してあなたが持っている印象」のすべてが乗ることになります。
例えば、
あなたが「私」という言葉を発するとき、
その言葉には、あなたが自分自身に関して考える全ての事柄が
圧縮状態で入れ込まれているのです。
もしあなたが自分に対してネガティブな印象を抱いていれば、
「私」というその言葉が聴覚を通して脳へと伝達されるたびに、
「問題ありの私」「ダメな私」という圧縮されたデータとして心に投影されます。
そして、芋ずる式に、
今までの経験（黒歴史）やそれに伴う未消化の感情が描き出す幻影が、
心のスクリーンに大きく映し出されることになるのです。
たとえそれが一秒足らずの短い時間であったとしても、
無意識であったとしても、
それによって身体には化学反応が生じ、
理由も分からず委縮してしまう原因となってしまうのですね。
これとは反対に、
もしあなたが自分に対してポジティブな印象を抱いていれば、
「私」という言葉は、「信頼できる私」「ステキな私」という
自己肯定感を高めてきた全ての記憶を呼び覚まし、
その輝かしい経験やそれに伴う幸せな感情が身体にもたらす化学反応によって、
あなたはリラックスした状態になることでしょう。
自己肯定感の低い人が
「大丈夫、私がついているから心配いらないよ。」
「ありのままであなたはステキ！」
という言葉を発した場合、
‟あなたもどうせ私と同じでしょう？
とりあえず、今回も何とかしてやり過ごせば
元の常態には戻れると思うよ。
少なくとも、私と同じくらいには幸せになれるかな。”
というような論外の振動メッセージを同時に発してしまいます。
それは、委縮した心身同様、どこか硬さと粗さと重さを伴ったものになります。
そのような言葉を聞いた相手は、
言葉の意味には納得するものの、
どこかモヤモヤとした部分が残ることでしょう。
それでは、自己肯定感の高い人の場合はどうでしょうか？
自己肯定感の高い人が
「大丈夫、私がついているから心配いらないよ。」
「ありのままであなたはステキ！」
という言葉を発した場合、
‟私が素敵なのだから、あなたも当たり前のようにステキなはず。
この試練を乗り切って、学びを得て、更に幸せになりましょう!
楽しみ‼”
というような振動メッセージとして伝わることになります。
リラックスした心身から生み出される
柔軟さ、繊細さ、軽やかさを伴った‟コトバ”を聞いた相手は、
心の重荷が取り払われ、元気が湧いてくることでしょう。
同じ言葉を発したとしても、
同調化を促すエネルギーの振動領域が異なっているのはおわかりでしょうか？
このように、
言葉にはあなたがその言葉に対して抱く印象の全てが乗ります。
ひとつひとつの言葉は、お互いに独立したものであって独立したものではなく、
あなたの中でなにがしかの繋がりを保持しているものです。
言葉以前の‟コトバ”の集まりがあなたである以上、
発した言葉とそれに連なる全てのものの集大成である
あなたの生み出す振動によって
相手が同調し感化されてしまう
というようなことが日常的に起きています。
もちろん、その逆もありますよね。
ということで、
相乗効果で幸せのスパイラルを生み出せる仲間と繋がっていくためにも、
本来の自分に還り、
普段からステキな言葉を発していきましょう.・❃
あなたはステキな人。
ありのままのあなたが、私は大好きです。