エネルギーを扱う上で、ベクトル平衡体とマカバスター、そして正八面体は非常に重要な形で、お互いに深い関係があります。
ベクトル平衡体もマカバスターも、どちらも単体でゼロでありながら一でもあるというバランスの取れた立体の神聖幾何学構造となっています。ですが、単体よりも一回り大きなエネルギーの循環を考えたとき、この二つは、統合し調和をもたらすための陰陽関係にあるのです。この場合、ベクトル平衡体は陰でマカバスターは陽にあたります。
一回り大きなゼロであるベクトル平衡体とマカバスターの組み合わせからは、非常に微細で繊細な、心地よいエネルギーが感じられます。それは、この形が全てに癒しと調和をもたらす無条件の愛のエネルギーを視覚化したものの最小単位であるからなのです。
そして、そんなベクトル平衡体とマカバスターが組み合わされて生まれる形の中心には、正八面体が位置しています。
ベクトル平衡体とマカバスターの組み合わせの中心に現れる正八面体は、心を表す形であり物質である肉体と非物質である意識の出会うところで、その中心にはゼロ意識が存在しています。人体でいうならば、胸の中央あたりでしょうか。また、正八面体はハートチャクラの奥に広がる空間(内的宇宙)へと繋がるゲートでもあります。この形の中心を通して、無条件の愛の循環は時空も領域も階層も次元をも超えて行われ、ミクロからマクロまでの全ての生命(いのち)を繋ぎ養い、一つのものとして、共に生きるものとして、纏め上げているのです。
この非常に重要な形である正八面体をゼロとして起動させるためには、無条件の愛の体現が必須条件となります。
この二元の宇宙の内にあっては、どんなものもそれだけでは存在出来ません。相反する対になるものがあって初めてその存在が認められます。相反す対になるもの同士が互いに補い合い、支え合うことによってのみ、絶えず生じる対極的な力を調和させ、破壊的なエネルギーを創造のエネルギーへと変容させることが出来るのです。
余談になりますが、エネルギーが循環しトーラスの動きが生じるのは、トーラス構造の中心に位置する生命の、愛に対する理解度に見合った規模で行われる虚実を繰り返す動きが、繋がっている大元のゼロ意識からポンプのようにエネルギーを汲み出すためです。エネルギーの流出入に波があるように感じられるのは、このような受け入れ放出する虚実のエネルギーの切り替えがあるためなのです。
陰として完成した形と陽として完成した形であるベクトル平衡体とマカバスター。これらは理想的な、バランスの取れた女性性(女性)と男性性(男性)の姿です。この二つの統合された形が始まりのゼロ意識の発する無限の愛のエネルギーを中継するのであれば、この形を真に扱うことのできる意識の単位は、二であり一であり同時に∞でもあるところの、統合を果たしたツインレイ的なものということになるのかもしれません。
ベクトル平衡体とマカバスターの組み合わせは、陰陽双方のエネルギーの組み合わせから出来る8個の小さなマカバスターの集まりでもあります。
ゼロであり、なおかつゼロの集まりでもあるこのカタチは、私たちに真の調和とは何かを無言のうちに伝えてくれているのです。