私の世界観

愛は同じレベルで交流する

有能なヒーラーの条件
ヒーリングエネルギーは宇宙から絶え間なく流入してくるので枯渇することはないとか、ヒーリング中に苦しく感じることがあるのはエゴが反応しているからだといわれますが、私もそれは真実だと感じています。
ですが結局のところ、ヒーリングの質を左右するのは『癒したい』という強い願望ではなく、フィルターとなる自己意識の状態であり、愛の深さです。もっと言うならば、健全な自分自身への愛。自分の現状を認め愛することから生じる自己肯定感や心の明るさや自由度です。

宇宙からもたらされるエネルギーは等しく変わりがないとしても、それを通過させるフィルターに強いエゴがこびりついた状態では、エネルギーの質は落ちてしまいます。まるで目詰まりしたエアコンのように出力は弱くなり、手入れを怠ったカビだらけのフィルターを通過する過程で、エネルギーに本来はないはずのカビの胞子が混じってしまうことでしょう。
有能なヒーラーとは、気負いなく曇りなく、自分自身を愛することのできる人なのです。

『愛は同じレベルで交流する』
これが次元が分かれている理由であり、優秀なヒーラーはその愛ゆえに、同じレベルの愛を次元を超えて受信し引き込み、自らを満たした先に、他者へと流していくこと可能なのです。

癒しを感じるのは愛を感じ取るから。そして、自己の中の愛がそれに呼応して呼び覚まされ強化されるからです。愛を感じ取り、自分で感じ取ることが出来たその時点での最高の愛を体現すること。それであなたは癒されます。また、愛を感じ取ってそれを癒しに変え、自分で自分の愛のレベルを上げていくことで、あなたはあなたの周りの人たちだけではなく、あなたと魂や意識のレベルで繋がりのある人たちにも副次的に癒しをもたらす者となります。それは、あなたが無意識的に愛を放射し続ける存在になるためです。
これが、ヒーリング技法を知らない“普通の人”からも癒しを感じることがある理由です。

『自分自身を知り、自分自身であること』
これを目指すのが、癒しの力を本当の意味で上げる唯一の方法です。
難しいテクニックなど必要ありません。
人は誰でもいつでも宇宙と繋がっていますから、癒し癒されるために必要なのは、シンプルに偽りのない自分自身であること、愛そのものであることなのです。

健全な自己愛を手にして愛そのものになることが深い癒しを得る方法であるならば、人は誰も、誰かを願望の力によって癒すことなど出来ません。誰かに癒されることもまた、ないのです。

 

自分にとって最高のヒーラーは自分自身

そのことを忘れないでおいていただければ幸いです。

それでは、職業ヒーラーは必要ないのでしょうか?
という疑問が湧き上がってくるかもしれません。
徐々に必要なくなっていくとは思いますが、現段階ではまだ必要なのだと思います。

ヒーリングの結果出ていった重く澱んだエネルギーはどこへ向かうかといいますと、大抵の場合、物理的に近くにいる人たちの中へと吸収されます。何らかの理由で同じような重たいエネルギーを発している人の中にももちろん入りますが、発しているエネルギーが似通っているだけにそれに気づくことは稀です。より軽やかな意識状態にある人の方が、流入してくるエネルギーの質が自分のものとは違っているために違和感が大きく、異質なものを痛みや重さとして敏感に感じ取るようです。

(※エネルギーが感じられるとか感じられないとかいう話ではありません。また、その時の状況によるところも大きいですので、痛みや重さを感じられなかったからといって、その人のレベルが低いとか悪いというわけでもありませんし、感じられたからといって、その人のレベルが高いとか良いというわけでもありません。ただその時点での意識状態が違うだけで、そこに優劣はないのです。)

出てきた重苦しいエネルギーはヒーラーさんが吸い取っている場合もあれば、同席している誰かが吸収しているという場合もあります。また、その場にはいないけれども、魂的な、意識的な繋がりの深い誰かが無意識のうちに吸収しているなんていうこともよくある話です。

誰かが癒されると周りも癒されるというのであれば、その逆ももちろんあるわけです。

依存を生む関係はないに越したことはありませんが、ヒーリングを受けることで一時的に重さから解放されることは素晴らしいことだと思います。心身が軽やかになれば、勇気を出して“今”抱えている問題に取り組むことが出来るようになるでしょう。
その癒された状態のときに、出来るだけ自分の歪みを取り去る努力をしていただければと思います。そうでなければ、巡り巡ってまた重く苦しい状態へと逆戻りしてしまいますので。

自分が癒されなければ、周りも癒されない。
自分が癒されれば、周りも癒される。

結局のところ、癒しに関しては自分の放つエネルギーが大切になってきます。
ヒーリングを受けて癒されたと感じたのであれば、自分の背負っていた重さを一時的にでも肩代わりしてくれた誰かがいることを忘れずに、その存在に心で感謝し、自分で自分を”幸せ“にすべく勇気をもって課題に取り組み乗り越えてください。
愛を学び、深め、広げてください。
そうしていただけるようであれば幸いです。

あなたの放つ幸せのエネルギーが、愛のエネルギーが、その輝く笑顔が、『癒したい』『癒されたい』という願望を超えてみんなを幸せにするのですから。

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