前回に引き続き、9がなぜ特別な数字といわれるのかという理由を検討していきます。
まずは、陰陽を絡めたアプローチから。
この世の中は、陰と陽、明と暗、男性と女性など、
相反する二つのもので成り立っていますよね。
このような二元性も数字で表すことが可能で、
1 2 4 は3の管理下にあり、8 7 5 は6の管理下にあるとされる説もあるようです。
この説が数字による陰陽の説明として分かり安いですので、
引用しながらお話させていただきます。
下の図を見て、確かめながら読み進めていただければ嬉しいです。
8 1
7 6 3 2
5 4
1から始めて1と2、2と4、4と8、8と7、7と5、5と1の順に
インフィニティを描くように足していきますと、
1+2=3
2+4=6
4から8へとジャンプして 4+8=12 1+2=3
8+7=15 1+5=6
7+5=12 1+2=3
5から1へとジャンプして 5+1=6
1+2=3
となり、全ての答えは3と6にしかなりません。
ですが、3と6を足すと9になりますので、3と6も全く自由というわけではなく、
両方と9の傘下にあります。
3+6=9
このように、
9は、3と6 、そして3と6がグループリーダーになっている数字のすべてを含む数なのです。
それでは、同じことを別の観点からもみていくことにいたしましょう。
1+2+3+4+5+6+7+8=36 3+6=9
これを見る限り、9は全ての数字を含んでいます。
そして、それと同時に、9は0であり無でもあるのです。
以下にその理由を示していきますね。
1+9=10 1+0=1
2+9=11 1+1=2
3+9=12 1+2=3
4+9=13 1+3=4
5+9=14 1+4=5
6+9=15 1+5=6
7+9=16 1+6=7
8+9=17 1+7=8
9+9=18 1+8=9
このように、1~9までの数に9を足しますと、
そこには 1 2 3 4 5 6 7 8 9 という数字の並びが現れます。
ここでの9は無いのと同じで、0の役割を果たしているのです。
以上の理由から、9=0ということも言えそうです。
また、360度の円を考えてみた場合にも、9は現れます。
360度から始めてどんどん半分にしていきますと、
360度 3+6+0=9 22.5度 2+2+5=9
180度 1+8+0=9 11.25度 1+1+2+5=9…
90度 9+0=9
45度 4+5=9
となり、全て9になるのです。
また、円をどんどん分割していきますと、
何度も線が交差する真ん中に特異点が現れます。
今度は、円の内壁に接する正多角形の内角の和を考えてみましょう。
正三角形(60度×3=180度) 正六角形(120度×6=720度)
1+8+0=9 7+2+0=9
正方形(90度×4=360度) 正八角形(135度×8=1080度)
3+6+0=9 1+0+8+0=9
正五角形(108度×5=540度) 正十角形(144度×10=1440度)
5+4+0=9 1+4+4+1+0=9
円に多角形をどんどん書き加えていきますと、限りなく円に近づいていきますが、
この時、中心には何もありませんよね。
結論といたしましては、9という数字は、無でもあり全でもあるの。
・+〇 で、中心に在るものであると同時に円(真空の球)として在るもの。
そして、プラスでもマイナスでもない、絶対的な調和の状態を表す数です。
正に、9は KING・OF・NUMBER なのです。
瞑想は、 9の示すようなプラスでもなくマイナスでもない
絶対的な調和を得るために行われるもの。
そしてこの究極の調和が達成されると意識が拡大し、
私たちは多次元宇宙へと解き放たれるのです。
神聖幾何学瞑想で使用されるSEEDは、369と9の塊です。
また 9=0=∞でもありますので、
ハートの奥に広がる宇宙と外に広がる宇宙との懸け橋として
これ以上の物はないのではないでしょうか。